ピアノの部屋

2022年5月
土曜のある朝散髪に行き、店に入るとジャカジャカとギターの音が。FMでも流れてるのかと思っていたら、ほどなくして床屋のご主人が出てきて、「あぁすみません、気付きませんで」と。ギターの音はFMではなく、ご主人が弾いていたのだった。

私より年上のご主人曰く、知り合いにギターをもらった、習い始めて2年ぐらいになる、初めは楽譜も読めなかった等々。それまで漠然と、仕事が定年になったらピアノでもやろうかなぁと思っていた私、その話を聞いてスイッチオン!俄然やる気が入ってしまった。オレもやりたい!定年までの1年半なんて待てない!待ってられない!と。

帰宅してからいろいろ調べ始めた。大人の初心者がピアノをやるとは?ピアノは何がいいのか?教室選びは?等々。深夜まで、ああでもないこうでもないと検索しまくり。
翌朝、音楽関係の短大に行っていた知り合いを思い出し、アドバイスを求めるべくコンタクト。何往復もメールのやり取りをしていろいろ教えていただいたのだった。


同年6月
ピアノは電子ピアノで、ポータブルタイプでなく据え置き型。ヤマハのクラビノーバシリーズかカワイのCAシリーズで購入検討。
まずは伏見のヤマハミュージック名古屋へ行って品定め。さすが直営店、値引き一切なし。

次に栄のカワイ名古屋。ここは前をよく通ることがあり、そのたびにピアノ弾けたらなぁと思ったものだ。ちょうどカワイ音楽教室の生徒さん向け商談会をやっていて、営業氏が同条件(値引き)でやりますと。
CA59がメインターゲットだったが、終売。直営店にはもう在庫はなく、一般販売店での在庫限りとのこと。なのでCA49を、CA59と大差はないと勧められ、値引きもあったため即決した(約18万円)。納期は7月下旬とのこと。

ピアノレッスンは地元の個人経営の教室で。例の知り合いに、ここはどうだろう?とホームページを見てもらうと、誠実でよさそうと。その先生の自己紹介文が私も誠実に感じていたので、彼女と意見が一致。でここに決定。

ホームページによると、先生は30歳女性で、成人男性の希望者に関しては、先生のご自宅でなく貸会場で、有料お試しレッスンを数回やってやる気を確認してから、正式に入会という流れとのこと。要は変な男じゃないかを確かめてから、ということらしい。

Eメールで入会希望を伝えたところ、初回は楽器店のレンタル練習室でとなり、30分のレッスンで、ごくごく初歩を。グランドピアノで「ちょうちょ」をちょっと弾いたが、いやぁうれしかったなぁ。


同年7月
2回目からは教室に正式入会し、先生のご自宅で。電子ピアノが来るまでは週1の1時間レッスンだったが、来てからは30分に変更し、復習に重点を。

7/23(土)午後に届いたカワイCA49。仕事が休みの土日はもちろん、平日も帰宅してから10分でも、とにかく毎日練習するようにした。電子ピアノはヘッドホンで夜中でも練習できるのがいい。



同年10月
何か違うのだ。うちの電子ピアノではできるのに、教室のアップライトピアノではうまくできない。それが、弾くときの鍵盤の重さの違いとわかり、どうしたものかと。電子ピアノは軽く、アップライトピアノは重いので、電子ピアノの感覚でアップライトピアノを弾くと、うまく音が鳴らない。鳴らそうとすると力が必要で、指や腕が疲れると。先生曰く、電子ピアノは鍵盤の重さが変えられるのでは?と。が取説を見ても、らしい記述はなし。

カワイ名古屋の営業氏に電話で尋ねると、カワイの電子ピアノにはいまはその機能はないと。なくなった理由は、音量調節で疑似的に重さを変えているだけだったので、ならば音量調節でいいじゃん、となったと。他社に鍵盤の重さ調節機能の付いているモデルもあるが、かつてのカワイと同様の方法で、物理的に重さを変えているわけではないとも。まぁ仕方ないかぁ…

と思いながらある日YouTubeを見ていると、小型グランドピアノが紹介されていた。
カワイグランドピアノ「GL-10」ご紹介 【132万円で買える】

4畳半にも置けて、価格も130万円ほど。「スバリ、小さくてもグランドです!」かぁ、いいねぇ!調べてみると、海外ではベビーグランドと呼ばれているサイズで、なかなかの人気のよう。いいねぇ!翌日、カワイの営業氏に尋ねると、同価格で限定モデルのGL-10LEが展示してあるとのこと。いいねぇ!

土曜に見に行って話を聞くと、いま注文しても年内に間に合うかどうかとのこと。価格は、減音装置や配送費等含めると150万円ほどに。いい軽自動車並みか。でもクルマのように維持費はないし、あっても年イチ2万円ぐらいの調律費用ぐらいだし、そこまで高くはないなぁ。あと気になるのは部屋に搬入できるかどうか。その点を尋ねると、その日の夜に自宅に見に来てくれて、結果はOK。

その後先生にLINEで相談。習い始めてまだ3ヶ月ほどの私が、こういう小型グランドを買うのは生意気ですかね?に対し、レベル関係なく、よい道具・楽器を使うべきと考えているので、グランド購入は賛成!とのご回答。

その翌日の日曜、カワイへ行って購入のサイン。


同年12月
24日(土)午後、ピアノ入荷。前日に結構な雪が降って到着が危ぶまれたが、何とか到着。クレーンを使って2階の窓からの搬入で、窓枠ギリギリだったがこれも何とかクリア。自分へのクリスマスプレゼントとなったのであった。


普段は閉じて





2023年4月
グランドピアノが来て電子ピアノとの2台持ちとなっていたが、結局電子ピアノは弾かず、どうしようかと。夜中に練習したくなるかもと電子ピアノもそのまま持っていたが、そもそも鍵盤の重さの違いで練習にならないからとグランドに変えたのだし、グランドで弾く方が断然楽しいし、で手放すことに。

18万円で購入した電子ピアノも、買取屋だと数万円のよう。なのでメルカリで出してみることに。2月に12万円で出して、最終的に9万円で売却。こんなデカいの売れるか?と思ったが、送料も購入者負担(購入者手配)でなんとか処分成功。

これまでで思ったことは、まず、CA49にしてよかったなということ。CA59とか、もっと上級の電子ピアノも考えていたが、エントリークラスの安いものだったので、売却の目減りもこれぐらいで済んだなと。上級モデルならもっと目減りしただろうから。
それと、上級モデルにしなかった分、グランド購入の方にお金を回せたこと。18万のCA49でなく、40万超のCA99を買っていたら、簡単にはグランド移行を考えなかっただろうから。
そして、カワイでよかったなと。電子ピアノの選択肢をカワイかヤマハにしたのは、もしアコースティックピアノに移るとなった場合に移りやすいかなと思ったから。カシオやローランド、コルグにはアコースティッピアノはないので。

さらばCA49



2024年1月
初歩段階が済んで、ブルグミュラー25の中の「進歩」を練習中。ハノンも並行で。
 


同年12月
3月ごろだったか、カワイの限定モデルのページに、それまでGL-10LE(153cm)しかなかったところに、1型のGX-1LE(166cm)が50台限定で出ているのに気付いた。そのときは、へぇそうなんだ、なかなかいいけど高いなぁ(220万円)、オレには関係ねぇわ、ぐらいの認識であった。

それからほどなくして、島村楽器からカワイとのコラボモデルのGL-20SX(157cm)が発売された。これは輸出モデルGL-20をベースに、GL-10LEと同じ仕様を施したモデルで、ちょっと悔しかったが、向こうはインドネシア製、オレのは竜洋JAPAN製、となだめるのであった。

その後YouTubeでいろいろなモデルのレビューを見ているうちに、やっぱり1型ぐらいは欲しいなぁと思うようになり、12月に入ってから、あのGX-1LEのことを聞いてみるべくカワイ営業氏に電話すると、すでに完売したとのこと。あぁ縁がなかったんだな、買うなということだな、と諦めることに。

が翌日、もしかしてこれじゃないぞということか?どうせなら3型(188cm)で行けということじゃないか?と都合よく思い始め、ならばGX-3か?いや、あれはノーマルモデルだし、また上が欲しくなるんじゃ?…上?SK?おいおいあれは高過ぎ、老後資金を使うわけにはいかんわ…でも何とかなるかな?いや、何とかせんと毎年値上がりしてるから買えなくなるかも!とその週末、カワイ名古屋へSKの話を聞きに行くことに。

SKとして、2型(180cm)にするのか3型にするのか?営業氏によると、2型は3か月待ち、3型はちょうど在庫ありとのこと。少しでも金銭的負担を少なくするために2型で考えていたが、在庫はあるし、3型にしときゃよかったと後悔するかも、で予算オーバーだったが3型方向で本格検討。帰宅後、SKへの買い替えを先生にLINEで相談すると、可能な限りいい楽器を、と背中押し回答。

いまのGL-10LEは、カワイでの下取りは70万円とのこと。手間かからないし、それで行こうかと思ったが、念のため買取一括査定で尋ねてみると、6社から回答があり、下は40万円から、一番の高値が80万円。だんだんと具体的な数字が見えてきた。

支払いは一括でクレカでしたい。ポイントが付くので。ただ限度額を大幅にオーバーしてしまうため、一時的な引き上げが必要。ということでカード会社に引き上げを依頼したところ、数日後に回答があり、引き上げはできたが、一括購入はできない上限額の結果であった。何とかならないか?何かいい方法はないか?とダメ元で尋ねてみると、2ヶ月有効なので、購入店が対応してくれるのなら、2回に分けて支払ってはどうか?とのこと。いったん限度額いっぱいになるが、引き落とされるとまた空くので、その後数日間のうちに残額を決済すればいいと。なるほどと思い、カワイに相談→OK回答。よし、行くか!

クリスマス直前の週末、SK3の購入契約。翌年1月9日(木)選定、12日(日)納品となった。いまのピアノは買取業者が11日(土)に引き取りに。9日の「選定」というのは、同じSK3を2台用意してもらって、試弾してどちらか1台を決める、というもの。手作りの部分の多いSKは、同型でも個体差(音色・タッチ感等)があるため、このようにしているとのこと。ゼロから始めてまだ2年半の素人がこの判断をするのはかなりの不安。ということで先生に同行を依頼(もちろん有償で)→快諾いただく。


2025年1月
9日(木)
選定の日。先生に、私が目標としている2曲(パイランのEnd Title とパッヘルベルのカノン)を弾いていただき、私が好みの音色の方を選ぶという算段。ということで、その2曲を2台それぞれで弾いていただき、それとは別に先生は独自に弾き比べ。結果、こちらの方が私の好みですと言うと、先生も同じ方を推された。こちらの方が弾き易かった、かなり違うものね、とも。ということでそちらに売約済の札を貼ってもらい、この日は終了。

11日(土)
9時、ピアノ引き取り。2022年12月からなので丸2年の使用。アコースティックの良さを教えてくれたいいピアノだった。分解や搬出の様子を見たかったが、ピアノレッスンが9時からだったのでかぶってしまい、見れず。帰宅したときにはすでにトラックに載せられていて、後片付けの段階であった。すぐに私も出かけたため(スイパラ行き)、感傷もクソもなかったという^^;

12日(日)
14時過ぎ納品。搬入業者さんは2年前に来てくれたところと同じで、そのときに来てくれた作業員さんもおり、勝手知ったるという感じで問題なく搬入、サインして完了。

こんなアクセサリーセットも付属していた。プレミアムな感じは確かにあるが、正直どうでもよかった^^;










皆さん帰られてから、ピアノに向かい、いま練習しているブルグミュラーの「別れ」を弾いてみると…いい、いい感じだ!タッチも前のより軽くて弾き易いし、何より音がいい。弾きながらニヤけてしまうのだ。弾くのが実に楽しい!いい買い物したなぁと思うのであった。

残りの人生、こいつに付き合ってもらおうと思っている。